March 2013

飾り方あれこれ その3

趣味部屋から車で15分ほど行ったところに、大型ホームセンターがある。
まさに“大型”。都心から離れた郊外ゆえに、敷地面積は広大。駐車場も十分すぎるくらいで、まず間違いなく停められる。
その品揃えにもびっくり。建材等の各種資材、郊外型庭作りの必要品、場所柄、農作業や土木作業に使用する道具まで揃っていて、都心均衡などで見るホームセンターが “子ども” に見える。
それに、“ホビーコーナー”の充実ぶりには感動した。革細工、彫金、手芸、焼き物などなど、趣味細工に必要な物がほぼ完備しているという感じ。もちろん、模型作りに必要なものなら、レアなものも含めてほぼここで手に入る。エアーブラシの本体やパーツも各種置いてあるし、いつか欲しいと思っているプロクソン(PROXXON)の電動工具も大体揃っている。
趣味部屋をこの地に作った頃には、ほぼ毎週入り浸った。それこそ数時間いても飽きない。

このホームセンターに、アンティークコーナーがあって、部屋作りに役に立つアンティークな家具や小物が “かなり” 揃っている。

このアンティークコーナーで、我が「大脱走」作品を飾るのにふさわしいケースを見つけた。
多分、肥料かなにかを篩(ふるい)に掛けるための木の箱で、底が荒い金網になっている。この金網が、捕虜収容所の金網のフェンスを連想させる。木部の粗雑感や書かれてかすれたアルファベットが、大脱走の雰囲気にぴったり。で、サイズもぴったりで、「これしかない!」と、速攻、購入した。

金網が背景になるように木箱をたてに置き、全面と背面に透明のアクリル板を取り付けて、ケースとなるように加工した。全面のアクリル板は、もちろん取り外し可能。

マックイーントライアンフを配置して、ばっちり!
作品が引き立ち、部屋の装飾としてもいい感じで、「センスいいっ!」と自己満足。 

the-great-escape_showcase
 

1/87のAmerican Graffiti

「メルズ・ドライブイン Mel's Drive In」。
これがモデル化されるとは、ちょっと興奮するじゃないか。
あの憧れの「アメリカン・グラフィティ」のシーンがジオラマで再現出来る。
1973年の映画で、日本での公開は翌1974年の12月。もう40年も前の映画なのにまだ根強いファンがいるのだ。
「あのメルズ・ドライブインが手元に欲しい」「その前に、黄色のデュース・クーペやシボレーのインパラ、シトロエン2CVなんかを並べたい」と思う映画好き模型ファンがたくさんいるに違いない。

Melsdraivein
メビウスモデルMoebius Models製 Mel's Drive-In  1/87

念願がかない、「メルズ・ドライブイン」が手元に来た以上、ジオラマを作るしかない。
が、スケールは1/87。ならべる車をどうするか。
せめて1/64であれば、デュースもインパラも、サンダーバードもシェービーもダイキャストでモデル化されているのに。
1/87では、ほぼ全滅。シトロエン2CVは見つけた。あと、チャールズ・マーティン・スミス演じるテリーが乗っていたスクーターのベスパはある。
と、ダメもと、無我夢中でWebを漁り、なんとリッコ(RICCO)というブランドが「1/87 フォード デュース リミテッドエディション」というやつを製品化しているのを発見!
ただ残念なことにオープンカー。映画のデューズは屋根がある。それにボンネットがカスタマイズされていて、エンジンが露出している。

こうなりゃ、改造するしかない。
1/87のデュース映画仕様が出来れば、いい感じのアメグラ・ジオラマが出来る。ディースさえいれば、他の車はそれなりの雰囲気のもので誤摩化せる。

いざ、1/87という極小スケールの改造に挑戦! 

32ducecoupe
 リッコ RICCO製  フォード デュース リミテッドエディション 1/87
おそるおそる解体し、とりあえずボンネットを切除してみたら、思いのほか上手くいった。改造、なんとか出来そうかも。