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ドイツの軍服を着せてみた。
 
ヒルツはトンネルで脱走した後、道路に針金を張ってドイツ軍のバイクを転倒させる。
気絶したライダーから軍服を奪ってドイツ兵になりすますと、バイクにまたがってスイスとの国境をを目指す。
道中、ドイツ軍の駐留地に入り込んでしまい、ひとりの兵士から声を掛けられる。
バイクのままその兵士に近づくが、ドイツ語が分らず、その兵士を蹴り飛ばして、逃走する。
数台のバイクと機関銃を装備したサイドカーがヒルツの後を追う。

ここからのヒルツの逃走シーンの数々がいわずと知れた名シーン。
途中でドイツの軍服は脱ぎ捨て、紺色のスウェットとオフホワイトのトラウザースでトライアンフを駆る。
マックイーンの人気を決定付けた。虜になった。
背景に山脈の見える雄大な丘陵地を、トライアンフで軽快に走り回る。バイク好きには堪らない。
極め付けは鉄条網のジャンプ。
もう一つ飛び越えればスイス。
射撃され、転倒し鉄条網に突っ込む。
鉄条網が身体に絡みついたまま立ち上がり、「ドッグタグ(認識票)」を見せる。このシーンでドッグタグに憧れた。
まぁ、とにかく、どのシーンもかっこいい。

「ドッグタグ」はアメリカのスラング。
金属製の楕円形のプレートで、氏名や認識番号、血液型等が打刻され、個人を識別するためのもの。
第一次世界大戦頃に使用されていいたものが、丸いディスク型で、犬につける鑑札札に似ていたところから、DOGTAG(犬の札)という俗称が生まれたらしい。
2枚一組で首に提げる。本人が戦死した場合等に同僚が1枚を持ち帰り、戦死した場所等を報告するためなんだそうで、この「〜1枚を持ち帰り〜」と言うのは、ちゃんとジュネーブ第1条約に規定されているのだそうだ。

ああ、そうか、忘れてた。1/6のドッグタグもつくらなきゃ。

「大脱走ごっこ」は1/6のヒルツのフィギュアや「大脱走トライアンフ」を使って、「大脱走」のシーンを再現する遊び。

「大脱走ごっこ」その1は、ドイツの軍服を着てバイクにまたがるシーンを再現。
劇中ではバイクにまたがって静止しているシーンはほとんどなく、宣伝用に撮られたであろう写真を再現してみた。
シート後ろの荷台に、たぶん脱いだスウェットであろう荷物が縛り付けてある。一応それも再現してみた。

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