昨年の大晦日、といってもまだ数日前のことだけど、「紅白歌合戦」にミッキーが出た。ミニーもドナルドも、チップとデールもいた。
テレビ番組の「ディズニーランド」にわくわくした世代だから、いい歳になった今でも「ミッキー」と聞くだけで心が躍る。
「ディズニーランド(Disneyland)」というテレビ番組は、アメリカで1954年から1958年まで、アメリカで放送された番組。日本では1958年8月29日 - 1972年4月30日まで日本テレビ系列で放送されていた。(Wikipedia情報)
ティンカーベルが飛んできて妖精の粉を振りまく。タイトルが現れて番組が始まる。ウォルト・ディズニーが登場して、「未来の国」「おとぎの国」「冒険の国」「開拓の国」の4つの国の中から、毎回一つの国をとりあげ、それに関連した内容を紹介するというもの。確か1時間番組だったと思う。
ミッキーたちキャラクターが登場するアニメであったり、テーマパーク開発の裏側を紹介する番組であったり、科学技術や自然界を紹介するドキュメンタリーがあったりした。
今も世界のディズニーパークのアトラクションなどで活躍しているロボット「オーディオアニマトロニクス(Audio-Animatronics)」というロボットも、この番組で紹介されていた。オーディオアニマトロニクスとは「Audio:音」プラス「Animation:動き」プラス「Electronics:電子」の造語。コンピュータで音楽に合わせてロボットを動かす。
新婚旅行で行ったアナハイムの「ディズニーランド」で、初めて、音楽に合わせて歌って踊る海賊たちと実際に出会えたときには、鳥肌がたった。
「今日、東京ディズニーランドに行っている人たちはかわいそうだね。だって、ミッキーたちは今、紅白の会場にいるんだから、ランドにはいないんだもんね。」
そんな無邪気なことを奥さんと話しながら、アイドル歌手や有名子役たち大勢と一緒に踊るミッキーを見て、あらためてウォルト・ディズニーの創造力の凄さに思いを馳せた。
ウォルト・ディズニーは、映画やコミックスという2次元の中で活躍していたミッキーと、3次元の世界で生きる我々を握手させた。握手どころか、抱き合い、キスさえもする。
映画という2次元の世界でミッキーをどんどんと我々人間に近づけ、「ディズニーランド」を作って、われわれに2次元の世界を体験をさせた。我々はそのバーチャル世界の虜になって、疑似が疑似ではなくなって、3次元の「ディズニーランド」で歌って踊るミッキーを“本物”と思うようになった。

MEDICOM TOYのMickeyと講談社刊「ミッキーマウス・トレジャーズ」
映画という2次元の世界でミッキーをどんどんと我々人間に近づけ、「ディズニーランド」を作って、われわれに2次元の世界を体験をさせた。我々はそのバーチャル世界の虜になって、疑似が疑似ではなくなって、3次元の「ディズニーランド」で歌って踊るミッキーを“本物”と思うようになった。

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はじめてスクリーンで口笛を吹いた白黒のミッキーと、魔法使いの弟子になったミッキーとは明らかに姿も動きも違うことはもちろん知っている。1955年、アナハイムの「ディズニーランド」が開園したときのミッキーと、いま「東京ディズニーシー」にいるミッキーとは明らかに違うことも知っている。
ましてや、アニメーションのミッキーとテーマパークのミッキーの違いは…なんてあえて言うかって感じ。
そんな細かいことにはこだわらない。それはあえて言うならミッキーの経歴。履歴書に書くこと。
今やミッキーは“人格”を持った。
HOW2WORK社 Mickey Mouse 1/6アクション・フィギュア
そんな細かいことにはこだわらない。それはあえて言うならミッキーの経歴。履歴書に書くこと。
今やミッキーは“人格”を持った。
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ミッキー・マウスはひとりしかいません。
自分と同じ人がもう一人どこかにいたら怖い。それと同じ。
うん、うん。
「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」で同時にミッキーがキャストと握手をしていることなどありえない。なぜなら、一人だから。
そりゃそうだ。
「ミッキーが紅白に出てる時、ランドやシーにいた人たちはミッキーに会えなかったね。」
「いや、そうじゃない。あの時間、パークは閉まってました。」
「えっ?」
そうだった。ちょうどあの時間は、カウントダウン・イベントのために一時閉園している時間だったんだ。脱帽!
昨年、ハワイにオープンしたディズニーのホテル「アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ」に行った。幸運にもグランド・オープンの時だった。
ほぼ1週間かけて行われたイベントのリハーサルをほぼ始終見ることができた。ディズニー・カンパニーCEOのボブ・アイガー氏が来ていた。遠目ながらその姿を見られて、ちょっと嬉しかった。
リハーサルにミッキーも参加していた。待ち時間の手持ち無沙汰なミッキーを見た。リハーサルでさえ仕草がやっぱりミッキーなのだ。

Aulani Disney Resort & Spa のMuckey “いないいないばぁ”

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2次元で生まれたミッキーは、いまや3次元でわれわれと共存している。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにいくとスヌーピーがいる。サンリオ・ピューロ・ランドにはキティちゃんがいる。
それぞれのファンにどつかれるかもしれないが、彼や彼女はやっぱり“着ぐるみ”。ミッキーは明らかに違う。
ミッキーは人格を持つ。われわれはその“錯覚”を好んで受け入れる。
われわれが好んで錯覚を受け入れられる世界をディズニーは作った。
ウォルト・ディズニーの創造へのこだわりがその世界を生んだ。ウォルトは凄い!




