少し前になるが、富士宮まで行った帰り、新東名の静岡SAに寄った。
静岡SA(サービスエリア)、正式名称は「NEOPASA(ネオパーサ)静岡」というらしい。

トイレ休憩のためになにげなく立ち寄って、思いがけず嬉しくなった。
なんと「ガンダム」と「タミヤ」の商品を並べたコーナーがある。知らなかった。きっと、好き者たちには有名なんだろうなぁ。
静岡といえば、ガンプラの工場があるし、タミヤの本社もある。なるほど「静岡の特産品」なんだと頷いた。

で、つい手に取って買ってしまった。「TAMIYA」のロゴ・マーク、あの
のプリントされたTシャツ。珍しい物でもなく、いまさら、という感じだが、思いがけず出会ったプチ感動と、最近、ミュージシャンがTVで着ているのをよく見ていたから湧いた、ミーハー的物欲。

tamiya_t

この
は、すごい。見るだけでワクワクする。
このマーク、必ず模型店の店先には掲示されている。このマークを見れば、そこに模型がある。タミヤのマークというより、模型店の地図記号みたい。
どこの街に行っても、必ず目につくといっていいくらい。以前、島根県の宍道湖に旅行に行った時、宿のすぐそばにこのマークがあった。けっこう情緒のある観光地的商店街。「まさかこんな街並にこのマークが」と言う感じで、冷静に見れば違和感がある。 
「なにもここまで来て…」という奥さんの文句を無視して、吸い込まれるように中に入った。壁に無造作に模型を積んだ、昔ながらの“模型屋さん”。しばし時を忘れた。店内の景色は今も忘れない、旅の想い出。

全国の模型店はどれくらいあるんだろう。
Webで探ったら、「模型店の多い県のベスト10」なるページを見つけた。
模型店の定義の記載を見つけられず、データの根拠もあやふやだから、正確かどうかはわからない。
その記事によると、模型店が一番多い県は東京都だそうで、これは納得。次がなんと愛知県だそう。我が出身県で、ちょっと嬉しい。だから、模型好きに育ってしまったのかも。ガンプラ工場やタミヤのある静岡はベスト10に入っていない。

とにかく、数字はどうであれ、
マークは全国の街のどこかしらにあるし、このマークのついたパッケージは、男子なら一度は興味の対象として手にしたことがあるはず。“憧れ”の象徴ともいうべきマーク。

Wikipediaによると、タミヤがプラモデルを初めて発売するとき、田宮俊作(義雄の子、後に社長。現会長)が、新しいマークを、当時東京芸術大学デザイン科の学生だった弟の田宮督夫(まさお)にデザインさせた。そして誕生したのが「星のマーク」なんだとか。当初はマークの周りに英文があしらわれていたが、1960年代のスロットレーシングカー発売のときにデザインを変更、となり、現在のものになった。左側の赤い星は「情熱」右側の青い星は「精密」を表しているんだそう。

有名なエコノミストが、「世界中どこに行っても、このマークが店頭に飾ってあれば、その店は模型店以外の何者でもない」「一企業のマークが業界全体を表すシンボルマークとなっており、このような例は他にない」と指摘しているんだそうで、海外の模型店にも、まず掲出されているし、このマークのついたパッケージは必ずラインナップされている

“憧れ”の象徴模型好きのエンブレム。「ツインスター」というらしいが、自分的には「ワクワクマーク」と呼ぼう。
そんなことをこのブログに書こうと考えていたら、びっくりするタイミングでサプライズ。
なんと友人が 
をデザインしたiPhoneケースをプレゼントしてくれた。いい感じのヤツで感動!
東京の立川にある OJAGA DESIGN というオリジナル革製品を制作販売している会社のもの。「オジャガ」さんという、多分この会社の主宰者であろうデザイナーの趣味がミニ四駆らしく、タミヤとコラボレーションしたものだそう。タミヤのWebサイトの TAMIYA SHOP ONLINEにもノベルティとしてラインナップされている。
最近歳のせいか、iPhoneを裸で持つのが、手を滑らせて落としそうで不安だったが、このケースをつけたら具合のいい大きさになって、革の質感が手にしっくりきていい感じ。超気に入った。プレゼントしてくれたKさん、本当にありがとうございます。 

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